日々の気付きと時々、振り返り

しがないセールスエンジニアが日々考えてることをまとめたもの。

Entries from 2014-01-01 to 1 year

プログラミングを修得する過程で身についた能力について

この前後輩に、プログラミングをやって論理的思考力はつきましたか、あるいは、日常の何気ないものから何か今までと違う意味を見出せるようになりましたか?ということを聞かれたので、その答えをメモがてら書き残しておこうと思います。特に、ものごとの仕…

自分の心に素直に生きるために大切なこと --気づけば自分に騙される--

昨日、久しぶりにこのブログのアクセスカウントを見てみたところ、いまだに一定数のアクセスがあることに驚きました。そして、今日、個人的にとてもよいことがあったので、忘れないようにと思って、久しぶりに記事に書き留めておこうと思います。 僕の病理 …

ある日のちょっとした、覚書

昨今のサービスの潮流をあげれば、大きく消費と利用に区別されて、消費とはすなわち、生産的活動によって溜め込んだ富を、消化し、快楽を得ることを意味するわけです。すなわち、快楽のためにお金を払うと。僕は、そうではなく、結局、便利だから、これは自…

日本で挑戦すべきか、世界で挑戦すべきか

ここのところ、すごく悩んでいることがありました。それは自分は一体、世界で戦うべきなのだろうか、それとも、日本で戦うべきなのだろうか、ということです。というのも、憧れのシリコンバレーに移ってきて、いざ世界を、歴史を体感したはいいものの、そこ…

Facebook API: アクセストークンの取得の仕方!

大枠はこちら!! Facebookの情報を取得したり投稿したりするためのアクセストークンの取得方法 - tagamidaiki.com http://bit.ly/1qd0TTG 開発者目線の、より具体的な説明はこちら!! If I never try, I'll never know: koalaを使ってRuby on RailsでFaceb…

Ruby on Railsで複数プロジェクト立ち上げると、ポートがかぶるんだけどどうすればいいの?

ちょっとこまごまとした、いちいち覚えられてられないけど、いつかまた必要になりそうな知識について、どう管理するか悩んでいたので、ブログに書いてみる。いつか必要になったら、自分の言葉で検索すれば、出てくるんじゃないかと思いまして。 今回はRuby on…

プログラミングを学び始めて、それから。

そうですか。前回記事を書いて以来45日が経過しましたか。この間、まるで息を止めたように働いておりました。もがいておりました。このもがきが後の自分にどのような影響を与えてくるのかわかりません。わかりませんが、それ自体を意識することに、自分にあ…

どうすればTechCrunchに自社サービスを取り上げてもらえるのか、まとめ

Tech Crunchはスタートアップ関係者なら知らないものはいない、というより、TechCrunchに掲載されたとなれば大きな信用や広告効果が得られる、人気オンラインTechマガジンだ。しかし、TechCruchに掲載してもらう方法についてはあまり言及されたことがない。…

東大を造った人物 --内田祥三--

東大の設計者に内田祥三という建築家がいます。東大総長まで務めた、理論と実務、双方のバランスに秀でた人です。自分の母校のくせに、知りませんでした。 彼の姿勢が、僕の姿勢を支えたので、ここに記します。膨大な作業を前に、慌てず一つ一つ進める。その…

旧帝大、旧帝大って言うけど、旧帝大って具体的にどの大学を指すの?

ということで、調べてみました。今のソウル大や国立台湾大学も、実は広義の旧帝大なんですね。それらは内地と分けて考えられて、外地の旧帝大と呼ばれるようですが。昔、国立台湾大学の学生と1週間ほど過ごしたことがあるので少し感慨深いです。あの時知って…

シリコンバレーで出会った、世界大学ランキング 〜インド・中国・イギリス編〜

シリコンバレーにいると本当に多種多様な人種に会う。基本的には皆がイメージするような金髪に青い目をした白人というのはそれほど多くなくて、アジア系、ヒスパニック、その他諸々、本当にたくさんの人に会う。ただ、そうなってくると正直自己紹介されても…

価値を生むお金の使い方と、そうでないお金の使い方 --Googleの福利厚生は本当に必要か財務担当者の目線で考えてみる--

自由な社風について ここ最近、シリコンバレーのスタートアップを初め、なんというか自由で楽しげな社風の会社が増えてきた。その最たる例がGoogleであり、Googleはその一つの例に過ぎないものの、ここシリコンバレーの会社ではほとんどがそういう傾向にある…

シリコンバレーとは一体どのようなところなのか。 --現実と印象の乖離について--

アメリカに移り、約1ヶ月が経とうとしている。以前書いたエントリでは、サンフランシスコの会社に務めることになっていたが、渡米早々、そこを移り、今はシリコンバレーど真ん中、サンノゼの少し西、サニーベールという地域にあるスタートアップで働いている…

スタートアップはみんなシリコンバレーから始めてもいいんじゃない?

少し日本のスタートアップ関連のニュースを見ていて、疑問を感じたので書いてみる。ちょっとリサーチが足りていないので、抽象的な話に終始するが、昨今日本のスタートアップ界隈で取り上げられるサービスは、なんというか、非常に周回遅れ、そして、クリテ…

テクノロジーとコンサルタント、経営者と、そして、起業家

少しテクノロジー関連に関わる機会が増えてきたので、そこで感じたことを、だだっと書いてみます。 ビックデータ・データ解析に関する覚え書き わかってたことだけど、ビッグデータ、データ解析自体が解決できる問題なんてなくて、問題の発見と課題の設定、…

シリコンバレーに向かう飛行機で考える、これからのグローバル化と求められる能力

さて、今日からアメリカでの生活が始まる。アメリカはシリコンバレー、正確にはシリコンバレーよりは少し北西に位置するサンフランシスコでの生活が始まる。シリコンバレーとは、実はかなり広い地域を指し、南はGoogleのあるマウンテンビュー、appleのあるク…

シリコンバレーの歴史1(覚え書き)

ちょっと覚え書き程度に書きます。シリコンバレー(の歴史)について。シリコンバレー、様々な伝説が一人歩きしていますが、その実際の歴史とはどんなものだったのか、ということについて。 初めは一人の学者の構想から まず、シリコンバレーはフレデリック…

アメリカのスタートアップを一望できるAngel Listがすごすぎる --シリコンバレーの業界地図について--

このサイト(Angel List: https://angel.co/ )、素晴らしすぎるのですが、その魅力をしっかり伝えている日本語記事が見つからなかったので、ちょっと個人的に書いてみます。 そもそもAngel Listとは? Angel Listとは起業家と投資家を結びつけるSNSのようなも…

CSRとCSVについて --営利と社会貢献、両立の術--

少し備忘録的に書きます。これまで社会的課題に対するアプローチ方法について考察を加えてきました。(民間企業の限界と企業・個人の社会的責任) しかし、その結果見えてきた結論は、社会課題を営利活動を通じて解決することは難しそうだ、というものでした。…

本物の知性に出会い、選び取ること

本物の知性、誰に従うか、誰を自分の人生の指針に据えるかという話があることに、最近になって気がついてきました。僕は、自分でいうのも難ですが、昔から非常に素直な人間で、言ってしまえば、すごく馬鹿な奴でした。だから、大人の話をよく聞きました。大…

未来の働き方とは --スティーブ・ジョブズのインタビューに見る、これからの組織--

Googleの組織構造を調べていて少し思うところがあったので書いてみます。これからはスーパーフラットな組織の時代だとよく言われています。少しのマネジャー、極めて優秀なスタンドアローンなプレイヤー、シンプルな目標、放し飼い型のマネジメント、各所で…

絆の時代 --コミュニケーション力の重要性--

唐突ですが、これからは「絆」の時代です。これは僕が様々な、学び、考えてきた結果の一つの結論です。もしかしたら、この結論は僕特殊なものかもしれません。というのも、僕は幼少期を海外で過ごしたことは何度か書いてきたことですが、しかも、両親が転勤…

本当の破壊的イノベーションとは --学術的背景から迫る、厳密な意味での破壊的イノベーション--

ちょっとこんなエントリを読んだので、少し。破壊的イノベーションは僕の昔の専門なので、簡単に解説を加えてみようと思います。別に厳密な定義は、必要無いかもしれないけど、言葉だけ一人歩きしがちな概念なので、一度書いておきます。 破壊的イノベーショ…

民間企業の限界と企業・個人の社会的責任

昨日の続きで、以下の本に関連したエントリなんですが、読みながら電博(一部の利益を追求するよう動く主体、これは電博に限らず、民間企業などあらゆる主体のことです)の役割・振る舞いにも一理あるようなぁと思ってしまいました。 電通と原発報道――巨大広告…

『電通と原発報道』を読んで --致命傷になりかねない、鈍感さとは--

僕には昔から、どこか感度が弱いところがありました。特に中高時代までは顕著で、例えば、漫画の中の名言に、話題になるまで気付かなかったりします。(有名な『天空の城ラピュタ』の「バルス!」にしろ、何度もそのシーンを目にし、その言葉を耳にしているの…

世の中の仕組みと、自分の位置づけについて --知らないと怖い、この世の構造--

特に、まとまっているわけではないけど、ふんわり考えがおりてきたので、忘れないために、形にするために書いてみる。 僕は昔から「この世の中はどういう風に動いているんだ?」ということに関心があった。どうやらこれは変わっているらしく、普通、こういう…

今の社会は全て幻想で、あなたを支えるものは実は何もない、という事実

ちょっとこの動画を見ていて思うところがあったので書いてみます。 【レア対談】宮台真司 VS 石原慎太郎 ためになる話 - YouTube 今の社会は「底が抜けている」んですよね。宮台曰く。どういうことかと言えば、今の世の中は、今の世の中である必然性というの…

新自由主義の限界に対する考察 --政治哲学について--

以前こんなエントリを書きました。じゃあ、その後はどうなったのか、ということですが、なんとなく個人的に考えていることを書いてみようと思います。 とにかく機会の解放は必要だと思う 主に政治において、大きな政府(ざっくり言うと福祉充実)と小さな政府(…

歴史を振り返りながら考える、インターネットの可能性について

ここ最近、インターネットというものについて考えている。なぜかといえば、ここ最近の時代(僕)の関心事と言えばグローバル、雇用、IT、ベンチャー辺りになるのだが、この中でITだけがなぜか実感を持ってイメージが描けないのだ。もちろん興味はあり、自分で…

入社3年以内に転職って、それ就活に失敗してるんじゃないの?

特に理由もないのだが、就活エントリが続いてしまった。ここ最近、栄誉ある決断のようにもてはやされる傾向のある、SNS上の辞職・転職報告について思うところがあったので少し書いてみる。端的に言えばタイトルの通り。あなた、それ、本当に就活しっかりした…