日々の気付きと時々、振り返り

しがないセールスエンジニアが日々考えてることをまとめたもの。

入社3年以内に転職って、それ就活に失敗してるんじゃないの?

特に理由もないのだが、就活エントリが続いてしまった。ここ最近、栄誉ある決断のようにもてはやされる傾向のある、SNS上の辞職・転職報告について思うところがあったので少し書いてみる。端的に言えばタイトルの通り。あなた、それ、本当に就活しっかりしたんですか、っていう。

 

就活とその効果測定、そして、その実際について

僕がここまで言うのには訳がある。就活失敗というと、普通、志望企業の選考に落ちたり、あるいは、全ての選考に落ちたり、そうした自分の思い通りにならなかった就活のケースを想像する。しかし、本当にそれだけなのだろうか。就活というのは広い意味でマッチングであり、点取り競争ではなく、入社後の活躍を以って効果測定をされるべきで、有名企業に入ったら終わりじゃない。自分の力を発揮できる、できれば誇りすら持てる社会的な居場所と役割を探すためにあるんだろうと。そのためにあらゆるソースから情報を集めて、足繁く社員の元に足を運び、時にはふてぶてしく話したい社員の紹介をお願いして、なんとか入社前と入社後のギャップを減らして、熟考の末に意思決定するものではないか。ブランドに目がくらむのもわかる。世間体を気にするのもわかる。就活とかあほらしくてやってられないのもわかる。それでも、それでも、自分の大切なキャリアじゃないかと。それ、もう少し真剣に考えた方がいいんじゃないって、時々、すごく、思う。
 
僕は他の人がどういう風に就活していたのか、限られた友人のことしかわからないけど、それにしても早々にやめる人が多い。色々な人の話を聞いていると、自分はあまり真面目に就活しなかった、それで後悔している、と言う人も多い。それで転職するんだけど、そのロス、結構大きいんじゃないかなって、時々思う。実は目を背けてるだけで、そのロスは結構大きいんじゃないかなって。ロスっていうのも違うかもしれないけど。機会費用とか、もう少し過敏でもいいかもしれない。
 
最近は、経験を積んで転職、ビジネスを学んで独立、ということで、入社前から早期の辞職を前提にしている人も増えてきた。もちろん、考えが詰められていて積極的な理由でそういった計画を立てるのであれば、雇ってくれた会社に迷惑がかからない範囲で、全然いいと思う。むしろ、主体的な姿勢が賞賛されるべきなのかもしれない。でも、最近、流石に雰囲気ができてきて、なんとなくそんな感じでって人が、本人にそのつもりがなくても、増えてる気がしてならない。とにかく、就活というのはこと日本に関して言えば、自分のキャリア選択の大事な大事なチャンスであり、その後の効果測定、じゃあほんとに自分の選択はある程度最善解だったの、という点は、もう少し意識されてしかるべきなんじゃないかと思う。そんなに手放しに喜ぶものではないんじゃないかなって。基本的にはいいと思うんだけど。
 

最後に、

ちょっと思いのこもったエントリになってしまった。でもでも、就活の効果測定って、やっぱりあんまり意識されていないんじゃないかなって思って書いてみました。もちろん、自分の意志じゃどうにもならないってケースも、たくさんたくさん、それはもうたくさん知ってるんだけど、それも含めて、ある程度自分の意志が反映されるポジションにいる人は、意識してもいいんじゃないかって、思ってます。
 
ではでは。