高い成果を生み出す、一部の人だけ知っている事実。
一定期間、集団で活動した経験を振り返ると
常に高いパフォーマンスを出す人と
常に低いパフォーマンスを出す人がおり、
各々のパフォーマンスの平均的水準は
実は毎回あまり変化していないことに気付く
つまり、
高い成果を生む振舞い・習慣・考え方が存在し、
能力の向上やスキルの獲得以前/以上に
「ハイパフォーマー特有の行動様式」の修得が肝要であり、
時系列的効果と波及範囲を考えると
その投資対効果は高いと考えられる。
それでは、どのような行動様式が効果的なのだろうか
極度のめんどくさがり屋(健全な怠け心)
彼/彼女らは決して無駄な労力を割かず、
まず成果実現までの最短距離を考える
例えば、膨大なデータ処理が必要な際、
いかに最後までデータを打ち込むかを考えず、
どうすればデータを打ち込まずに済むかを考える。
つまり、同じ「努力量」を投入しても
ローパフォーマーの成果は、
ハイパフォーマーより低くなり、
一生懸命頑張る素質は
目標達成の弊害になりかねない。
プライド由来の強い自制心
彼/彼女らは自分の理想値が高く、
理想に反する振舞いを極度に嫌う
そのため、
最短距離から外れることを許さず、
理想値に伴って標準値も高いため、
多少の失敗も周りには十分成功に映る。
多くのローパフォーマーにとって
理想像は目指すべき目標だが、
ハイパフォーマーにとって、
理想像は絶対的な規律として存在する。
摩擦や抗力を物ともしない知的体力
彼/彼女らは障害を克服する基礎体力が高く、
大抵の努力・困難を努力・困難とは捉えず、
高難度の課題に対して集中して取り組む。
そのため、一見同じ努力量に見えても、
ハイパフォーマーは裏に甚大な努力を有し
ローパフォーマーの努力は努力と呼べない
という状況が生じうる。
つまり、
人前での姿や彼/彼女らの自分語りは当てにならず、
実際の行動や取組み、創出結果を注視することで、
結果に直結する要因を丁寧に追及しなければ、
高成果の起源を見誤ることになる。
以上が「ハイパフォーマーの行動様式」である。
なぜ一部の人は毎回高い成果をあげ、
逆に一部の人は毎回低い成果に留まるのか
という点について、
現実に忠実な考察が少ないと感じたため
今回のエントリを書いてみました。
ではでは。