日々の気付きと時々、振り返り

しがないセールスエンジニアが日々考えてることをまとめたもの。

理想的な職場について

ご無沙汰しております。久しぶりのエントリです。なぜエントリの間が空いたのかは最後のまとめの部分に書こうと思います。今回は新しい環境に触れる中で感じたことを書いてみます。「理想的な職場」は存在しないのではないか、という話です。

 

ここで言う理想的な職場とは時々耳にする「自分に合った職場」のことです。周りに優秀な人がいない、仕事が面白くない、待遇が良くないといった不満を口にして職場を変え、「自分に合った職場」を探し求める人の話を時々聞きますが、そのような環境はないと最近感じます。理想の職場に限りなく近い環境はあるかもしれませんが、本当にぴったりとマッチする職場はないのであてもなく探し続けるのはやめたほうがいいとすら思います。

 

それでは、理想の職場が存在せず、自分の現状に不満がある場合はどうすればいいのでしょうか?

 

理想の職場を探し続ける

現状への不満が許容できないほど大きい場合や自分の要求する条件が明らかになっている際に理想に限りなく近い職場を探し続けるという手もあるにはあると思います。まだ自分の知っている会社が少ない場合や、家庭環境やその他の状況が変化することで欲求も変わった場合など、この選択肢が考えられるのではないかと思います。ただ、この選択肢を取り続ける姿勢には致命的な弱点があると考えています。

 

理想の職場を作る

現状に甘んじることなく、周りの社員や社内の制度に働きかけて自分が理想とする職場を作り上げていくやり方です。他責志向のない殊勝な心がけだと思います。ただ、変えるにも限度があること、そして、そもそも変えられるような裁量が働く領域のある職場を選ぶ必要もあるかと思います。

 

環境に左右されない力・ペースを身につける

構成メンバーにも仕事内容にも影響を受けず自分が身につけた流儀に忠実に、周りの世界から切り取った自分のゾーンのようなものを作り上げ、その中で安定的に仕事を行うやり方です。自分の流儀が確立していること、そして、自分の流儀に則って高いパフォーマンスを発揮出来る能力が求められるやり方です。この手法が取れると多くの環境に対応できますが、あらゆる環境に対応できる流儀はほとんど存在せず、また、強い自律心を要するやり方なので通常の人には長続きしないやり方にもなっています。

 

最終的な結論としては、

自ら理想の職場を作ることも難しい、環境に左右されない力を身につけることも現実的ではない、もちろん理想の職場は存在しないといった状況では、上記3つのやり方を混交して最適解を探る手法が一番現実的ではないかと思います。感覚的には2:3:1くらいかと思います。外部環境を当てにしてはいけないけど外部環境を無視すると非現実的な取り組みになるよ、というイメージです。

 

最後に、

このエントリを書いたきっかけはある相談を受けたからです。「自分が働きたいと思える職場に出会えません。」その相談が上がる背景には、根深い、心構えの問題があると感じたからです。

 

また、エントリの間隔が空いた理由は他にやることが増えたからです。時間の問題というよりは意識の配分の問題で、書けないというよりは書いたら他のことが疎かになる。自分のキャパには限界があり、他のことに十分な意識を割ききれなくなるのではないかと考えたからです。

 

ただ、幸いな事にずっとエントリを書きたいという思いを抱き続け、実際にこうして執筆しています。書くことが難しい状況でもなんとか書こうと思えるほど好きなものに出会えたことが幸せです。案外書くことが好きなんだなぁと思いました。

 

なので、以前よりは更新の頻度が落ちるかもしれませんが、今後もエントリを書いていければと思います。

 

ではでは。