自分の水準について
前回のエントリでは理想の職場は存在しないという内容を書きましたが、そのように感じる背景にはある種構造的な問題も潜んでいるかもしれない、という内容を書いてみます。
理想の職場を探し求める行動は破滅的に続く可能性があることを前回のエントリでは暗示しましたが、その行動を呼び起こす「自分はこんな職場にいる人間じゃない」という感情の裏には普段意識しない絡繰りがあると考えています。
なぜ「自分にはふさわしくない」と思うのか
自分の職場に対する理想と現実のギャップが大きい時に、この職場は自分にふさわしくないという思いを抱いてしまうものです。職場に対する理想が高すぎる場合と実際に職場の水準が低すぎる際に職場に対して辟易してしまいます。この内、理想が高すぎる場合は前回のエントリで触れたので、今回はなぜ職場の水準が低くなりすぎるのかということを書いてみようと思います。
自分が周囲に与える影響 --自分の水準について--
職場の水準はよくも悪くも自分の水準をそのまま反映していることが多いと感じています。つまり、周りは自分の鏡であるということです。そのため、職場の水準が低いと感じる場合は、恐らく自分の水準も低いのです、同じくらい。なので、自分の水準が変わらない限り、どんな職場に行っても同じような人に囲まれてしまい、同じような感情を抱くことになると考えられます。この構造をまずは認識することが大切だと考えています。
自分の水準を認識すること
これまでの話を踏まえると、自分は今の職場にふさわしくないと感じる原因は概して自身の過大評価と考えることが出来ます。自分が変わらない限りよくも悪くも自分と似たような人に囲まれ、その度に自分にはふさわしくない環境だと感じ続けてしまいます。なので、まずは自分の水準を認識して、改めて目標を設定し直し、自分をどのように変えればいいのか考える必要があるのではないでしょうか?
最後に、
自分を客観視することは難しいですが、考えられる限り一番ひどい自分を想定するとあまり周りからの認識とズレないと、最近肌で感じています。自分の可能性を信じようとするあまり不都合な真実から目を背けがちですが、逆に自分を正しく認識することでより効果的に自分を変えられると考えたので今回書いてみました。
ではでは。