素振りをすること、それも完璧に --挫折に際して--
5日間エントリを書く時間が取れないと言っておきながら、案外時間が取れたので短いエントリを書いてみようと思います。
挫折した人が次の目標を目指すためには何をすればいいのか。出来るだけドライな視点から書いてみます。
挫折とは
難しいことに挑戦して失敗すると挫折を感じます。ただ、挫折しても夢を諦められる程、人間は潔くもありません。挫折を通じた自信喪失と諦めきれない理想の間で悩まされるのが人間です。この悩みから解消されるには挫折を克服する必要があります。挫折を克服するためにはかつて失敗した難しい挑戦に成功することが重要になってくるのではないでしょうか。
人間、変化する生き物
人間は変化できる生き物です。その事実が希望を与えます。かつての失敗も成長すれば乗り越えられる可能性があります。それでは、いかに成長すればいいのでしょうか。
素振りをすること、それも完璧に
まず、最終的なゴールイメージを描きます。今の力では成し遂げられない夢の姿です。その夢の姿をより小さいレベルに、より簡単なレベルに縮小してあげます。今は超えられない3mのバーも1mのバーなら超えられます。このバーを徐々に上げていくことで限界を引き上げていきます。素振りを繰り返すのです。
多くの人が陥る罠
中途半端な素振りをしてもなかなか成長しません。
起業を志す人が経営戦略を勉強する話はよく聞きますが、起業を成功させるには起業の練習をすることが近道です。経営戦略を勉強するのではなくて。先ほどのバーを飛び越える話で言えば垂直跳びの練習ではなく、バーを飛び超える練習そのものが必要になります。要は、練習は自分の目標と同じ構造を含有していないと意味が薄れるということです。これが「それも完璧に」の意味です。一見関係がありそうな練習をするのではなく、完全に相似形の練習を繰り返すことで水準を高めることが大事だと考えています。
最後に、
いきなり大きな目標に挑戦すると失敗します。そこで限界を感じてしまうとその人には大きな目標は達成出来ないことになるよなぁと。そんな寂しい世の中なのかね。再挑戦できないのかね。また夢を見てはいけないのかね。という思いから書いてみたエントリです。
自分の現状を考えるから難しい。人は変化できる、成長できる。そして、成長すればかつて乗り越えられなかった高い壁もいつか乗り越えられるようになる。その前提を忘れてはいないだろうか、と。
本番を夢見て、本番と同じように、ひっそりと素振りを繰り返せば、本番に出場できるレベルに到達している。いかに本番の構造を自分に出来る範囲の練習内容に置き換えることが出来るか、そして、無理の無い練習内容を考えられるか、練習の延長線上に本番を位置づけることが出来るかが、大切なのではないかと思い、書いてみた次第です。
案外簡単なことから始めると遠くに行けるかもよ、ただ、その道を間違えちゃいけないかもね、というメッセージでした。
ではでは。