コミュニケーションの方法 --日常会話にも訓練が必要--
これまた友人と話していて思ったことだが、コミュニケーションは自然な振る舞いの一つではなく、意図的に用いる必要があるスキルの一つであるという思いを強くした。
自分はこれまで、コミュニケーションにそれほど気を配って来なかった。相手とのやりとりの中から自然に生まれ出るものがコミュニケーションであり、そこに意図や演出を含めるのはどこか違う気がしたのだ。しかし、相手の気持ちに配慮し、求められた反応を返し、適度に求められた反応から逸脱した自分の考えを伝え、それらを微妙に組み合わせることで相手の気持ちを推し量り、関係性を築いて行く、そういった作業が必要であることを、友人達との会話を通じて実感した。元々コミュニケーション能力が高い人は別であり、必要というよりはメリットがある、というのが正しい言い方だが、極めてコミュニケーション能力が高いと思われる友人--要はモテ男--ですらも、微に入り細に入り、意図を張り巡らせていたのだから、恐らくほとんどの人にとって会話を意識することは必要な作業なのだと思う。
少しずつ、こうすると相手との距離が近づくな、ということがわかってきて、丁度いいタイミングで、その友人と話す機会があったので書いてみた。これまで考えてこなかったのが、少し、恐ろしい限りである。
ではでは。