日々の気付きと時々、振り返り

しがないセールスエンジニアが日々考えてることをまとめたもの。

社会的存在なる恐れ (続き) -前回と何が変わったのか-

で、考えるわけですけど、じゃあ前回と何が違ったのか、と。

昔もそういうビジョン的なものを作った、書いた時があったんですよ。ざざっと自分が思っていることを、自分が将来こうなっていればいいなぁということを。ただ、その時には特に困ることはなかったんですよ。そういう当惑を感じることはなかった。これ、なんでだろう、と。説明できないんですよね。

 

で、結論に至ったんですけど、あの、あれです、当時はまだ無邪気だったと。別の言葉で言えば、責任がない。無責任。あどけなく無責任。要は、ビジョン作ったはいいものの、それを本気で実現するつもりがなかったんです。いや、当人は本気でした。本気のつもりでした。ただ、行動が伴ってなかったんです。だって、ビジョンができればそれに向けて走りだす、努力を開始するはずなんですが、なんでなんですかね、理由はわからないんですけど、ぽけーっとしてるんです。言ってしまえば、誰かが何かやってくれるだろうと。「誰かやって♪」こういうことを本気で思っていんだろうと思いますね。もちろん、無意識下で、気づかぬ内に。心のなかで。

 

ただ、今回は違う。心こもってる。本気で実現目指してる。本気で実現目指しているが故に怖い。一度踏み入れたら帰ってこれなさそうで。

 

要は、気楽なもんだったわけです。絵を描いて、話して、方向だけ示して、後はやってと。そんなの成立するわけないんです。それが実際に起業を経験したことで変化した。最後まで責任を持って具体的にやり切るということを学んだ。成果を出す方法、姿勢を学んだと言ってもいい。口だけでのんきに語っているだけじゃ成果は出ないということを学んだんです。そこに怖さがあるんですが…。それはまた続きで。

 

振り返ると、何もかも人に任せてきたなぁ。何もしなくても誰かがやってくれたんです。親がいたし、友がいたし、制度もゆるゆるだった。ただ、社会、市場は甘くなかった。個人が試される。問答無用、結果で評価される。これまでのツケがここにきて効いてきたかなぁと。自業自得、身から出た錆ですね。そんなことにようやく気づくとは、相変わらずの甘ちゃんです。

 

ではでは。