不安の種をちょっと解き明かしてみた。
ふとした瞬間に急に不安になるのが人間ですが、
心を支える最後の依り代は、その人特有の物語だと思います。
物語=生きる意義
物語はつきつめると自己暗示です。
幼少期の経験や衝撃的な出来事など、
世の中には物語を作りやすい材料が存在し、
時に原体験と呼ばれます。
原体験への意義付けの所産が生きる意義、物語です。
不安=確証の不足
他人の承認や客観的な結果は、
自分の尊厳を証明する材料になりますが、
承認は不確かで、結果は相対的で、
持続性がありません。
その点、自分が紡いだ物語は、
揺るぎないもので絶対的で、
窮地の自分を支えてくれます。
つまり、物語の強さが人の強さを決めるのです。
不安を解消しても
すぐに不安になるので、
不安を解消するのではなく、
不安にならない精神、
不安に揺るがされない精神の涵養が必要です。
時々物悲しく、心が虚しい瞬間が訪れる人に、少しでも響けばと、書いてみました。
ではでは。