日々の気付きと時々、振り返り

しがないセールスエンジニアが日々考えてることをまとめたもの。

プログラミングを始めた理由について

お前は今さらなんでプログラミングなんて始めたんだ、ということを聞かれることが多いのですが、うまく僕の考えを代弁しているエントリがあったので、これをきっかけに少しまとめてみようかと思います。

 

コード書けないWebディレクターが個人サービスを久々に作ってみた感想 - nanapi社長日記 @kensuu

 

 

 

 

サービスを生み出すまでが速い

自分でコードを書くと、企画者と作成者が同じ人物なので、頭にイメージが浮かんだ時にサービスを生み出すことが出来ます。

 

アイデアが浮かんだり、構想を生み出しても、ただの考えで終わることが多いのですが、考えをすぐに形にできるので実現確率が上がるんですよね。

 

友達に話したり、協力を依頼したりするなど、余計なコミュニケーションを挟まずにすぐ動けるんです。

 

これをけんすうさんがうまく表現していましたのでお借りします。

自分1人でサービスを作ると、サービスと脳が直結するのですね。

 

不便を自分で解消できる、しかも、時にシェアできる

これ面倒だなぁ…と思ったものにすぐ解決出来る、しかも形に残る形で解決できることも大きな魅力でした。

 

これまでの自分は不便を感じても指摘するだけ、良くても具体的な解決方法を考案するだけで、その解決策を実行することはなかなかありませんでした。

 

その理由の一つが、実行コストが高すぎたり、そもそも実行する術を持っていないことでした。

 

例えば、何か行動を起こそうとしても、まずは人を集めなければいけなかったりして、当初の情熱を衰えさせるハードルが結構あるんですよね。初めのハードルだけでも超えることが出来れば、続けられることって、実はかなりあると考えています。

 

しかも、自分で作ったものを友人に共有出来るんです。これ、結構使えるんじゃないか?と思ったら、「良かったら使ってみて〜」と、手軽にシェアできるんですよね。既に形になっていて、データを渡せばすむので。

 

自分が作るものは大抵使いものにならないのですが、時々、それが人の役に立てばすごく嬉しいですよね。

 

最低限のプロダクトの価値

これはビジネス的な話になってしまうのですが、最低限の機能が備わったプロダクトを生めることには、いくつかの重要な価値があると思っています。

 

・説明が楽

言葉で説明するより現物を見せた方が遥かにイメージがわきます。

 

例えば、起業した時に起業家のお手本が少なく困っている時に、いろんな経営者のエピソードが知りたいと考えて「様々な経営者がリスト化されたDBがあれば便利じゃない?」と周りの人に説明してみても、説明された方としては、「確かに便利かもしれないけど似たようなのもあるし、よくわからない」という印象を抱いてしまうことも多いはずです。前提も文脈もないので。

 

もし、ビジネスの話をするのであれば、プロダクトベースの説明は対顧客、対投資家に非常に有効です。ものを見せられれば良い悪いの判断がすぐに出来るんですよね。

 

・フィードバックがもらえる、修正が楽

実際に使ってみると、気に入らない点がどんどん出てきます。しかも、周りの人からは思いもよらない反応があります。この一つ一つの反応、フィードバックがすごく貴重です。

 

まず、良いサービスか否か、という判断が出来ます。実際にサービスを使ってもらうことで、お金を払ってでも欲しいものなのか反応が得られます。もし、興味を持ちそうな数人の反応が良くないのであれば、そのサービスの市場はない、もしくは、小さいということになります。

 

次に、何を修正すればいいのかが明らかになります。そのサービスが良い、悪いという判断に加えて、どうすればより良くなるのかという情報が得られるので、より市場に受け入れられやすい形に進化させることが出来ます。

 

なかなか問題点を指摘することは難しいのですが、使ってみて不満を言うことって結構簡単ですよね。その不満が全部財産になってくるんですよねー。

 

普通にすごく面白い

ぶっちゃけこれが一番大きいです。自分で書いたコードが実際に動く様子をみるとまるで子供のようにはしゃいでしまうんです。

 

職業にすると大変なことも多いと思うのですが、プログラミングの本質的な部分はすごく面白い!という感覚はいつまでも忘れたくないなぁと思います。

 

最後に、

いろいろな人と話し、交流する中で「君何やってるの?」「今、こういうこと考えてて〜」というペースでは、遅すぎると痛感しまくったという背景も実はあったりします。

 

「君何やってるの?」「こういうの作ってます!」「へぇ、すごく便利だね!」というテンポが理想ですよね。

 

思いつく、黙って作る、できたら見せる。このアクションをささっと繰り返していきたいなぁと思います。

 

「あったらいいな」をすぐ生み出せるのはいいですよね。それが世の中を少し便利に出来たら嬉しいなぁと感じます。

 

ではでは。